ミステリーは安心して読めるジャンルだと思っています。
何というのか、人間の悲哀を感じさせるお話でした。
面白かったのですが、
「最後、そう終わるしかないのかな〜」と思って考えてしまいました。
私は小さいころから親に「漫画みたい」だと言われて、「ちゃんと現実を見て生きなさい」と言われて育ったのですが、私としては漫画はみんながそれを支持しているからあれだけ人気なわけだろうに何でそれがダメなんだよ!と、未だに納得できない気持ちがあります。
私的には十分に実現可能だと思ったから言ってるのに、、、という気持ちです。
でも、客観的に見たら、私も最後に出てきて刺しちゃう人ポジションなのかもしれない。
こう「世間の無理解に傷ついた人がそれを克服したと思ったら、最後やっぱり、今まで見えてなかった(登場してなかった)世間の代表みたいな人が新しく出てきて刺されちゃいました、無念」みたいな終わりだったのですが、なんとも終わらない体験でした。